ウイルス除去療法中によくみられる副作用@

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ウイルス除去療法を行っている期間中よくみられる副作用には以下のようなものがあります。

金子先生

ウイルス除去療法を行っている間
※「毎回針を刺す方法」「カテーテルというやわらかい中空の管を血管に入れておく方法」のいずれでもみられます

血圧低下、気分不良、吐き気●血圧低下、気分不良、吐き気

ウイルス除去療法を行なっている間、血液の一部をからだの外にだすため、からだの中の血液量が一時的に少なくなります。
それによって血圧が下がったり、気分が悪くなったり、吐き気がすることがあります。これらの症状は針を刺す痛みやウイルス除去療法を行うことに対する不安や緊張からおきることもあります。
医師、看護師が適切な処置を行います。不安や気分がすぐれないときは医師、看護師に伝えてください。

 

ウイルス除去療法を行っている(カテーテルを入れている)期間中
※「カテーテルというやわらかい中空の管を血管に入れておく方法」にみられます。

カテーテルを入れている部分の感染 ●カテーテルを入れている部分の感染

ウイルス除去療法を行っている期間中、カテーテルを入れている部分の感染に注意する必要があります。

 

カテーテルを入れている部分の出血●カテーテルを入れている部分の出血

ウイルス除去療法では、C型肝炎ウイルスと一緒にフィブリノゲンが一部除去されます。また、ウイルス除去療法を行うときに、血液がからだの外のチューブや膜の中で固まりにくくする薬(抗凝固剤)を入れるのでウイルス除去療法が終わったあと、血が止まりにくくなることがあります。


カテーテルを入れている部分に以下のような症状があれば、すぐに医師、看護師に伝えてください。すみやかに適切な処置を行い、ウイルス除去療法の治療間隔をあけて回復を待ちます。

  • 痛み
  • 腫れ
  • 赤くなっている
  • 出血している
  • カテーテルが抜けている

 

カテーテルを入れているときに気をつけていただきたいこと
カテーテルを入れている部分はつねに清潔にしてください。

ウイルス除去療法の副作用

<引用文献>
「Hepatology Research : 37:701-710(2007)」

 

金子先生
これまでの臨床研究の結果では、副作用は23例/60例(38.3%)に発生し、件数は32件でした。いずれも重篤なものはなく、ウイルス除去療法の中止にはいたりませんでした。「HepatologyResearch:37:701-710(2007)」
その後、市販後に調査した結果は、副作用は55例/239例(23.0%)に発生し、件数は90件でした。60歳以上の高齢者でも安全に行うことが出来ました。「HepatologyResearch:40:1072-1081(2010)」
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